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2006年06月28日

vol.81 安心して食せる食品づくりに徹します


一度読んでおかねばと思っていた本「食品の裏側(東洋経済新報社)」を読み終えました。
副題に食品添加物、「知れば怖くて食べられない」とあります。
この種の本は化学を勉強した人が書いたものだろうと思っていましが、ずばりその通りでした。
化学は物の本質を究める学問ですから、添加物の構造から性質まですぐに頭に浮かびます。

私も化学屋ですから、添加物を使わないで安心して食せる物づくりにこだわってきました。
一方で安く消費者にお届けしたいと思いながら、こちらの方は大変難しく今も悩みの連続です。
ヤーコン酢を例に取れば、ヤーコンの搾汁100%を発酵して作ります。紛れもなく本物です。
手間暇がかかり加水もしていませんので、どんなに頑張っても量が出ないとコスト高になります。

どんな仕事でも20年30年と続けていれば、誰でもその道の達人になれるでしょう。
「食品の裏側」の著者も、セールスをしながら化学屋らしく製造現場を経験して本質を掴んでいます。
塩、砂糖、醤油、味醂、酢にお酒など、調味料の源が、安く作るために本物でなくなっています。
混ぜ物をして美味しく安く作る道を覚えた既存の食品会社はもう本物を作る道には戻れないでしょう。

投稿者 wada : 10:06 | コメント (157) | トラックバック

2006年06月21日

vol.80 仮説 "土曜日の授業復活で日本は甦る”


"徐々に衰退し始めている"と、司馬遼太郎など多く知識人は日本の将来を心配してきました。
最近長女が"土曜日の学校を再開してほしい。そのことで社会も良くなると思う"と言いました。
話を聞くにつれ私も同感することが多々ありました。
最近、多発する凶悪な社会事件、少年犯罪に心を痛めての我が家の会話です。

日本のサラリーマンの働き過ぎを諸外国から批判され、週休2日制が進みました。
これに合わせて学校まで土曜日が休みとなり、塾への依存などで逆に家庭の出費も増えています。
週休2日制とは名ばかりで、実態は長男も次男も長女の旦那も土曜日は休みになっていません。
いつも書いていますように私も事業の関係で日曜日さえありません。

激しい競争社会の中で若いパパ達は休日返上で働き家族のために頑張っています。
結果として、土曜日は子供のために子供相手に母親の負担が増しています。
親の負担もさることながら、人は一生勉強の連続であり、勉強に休みはないはずです。
勉学に集中すべき学生時代に、学校が土曜日休みでは社会が良くなるはずがありません。

投稿者 wada : 11:59 | コメント (12) | トラックバック

2006年06月19日

vol.79 ボーイスカウト3つの誓いが今も私の心の中にあります


日銀の福井総裁が村上ファンドや株への投資で問題視されています。
一方、小泉総理の人気の秘密はお金に潔癖で女性スキャンダルがないからでしょう。
現在の日本の乱れは”自分さえ良ければよい、お金を儲けて何が悪い”など
利己主義が蔓延しているからに違いありません。

私は小学校時代、ボーイスカウトに入っていました。
3つの誓いを全員で唱和するのが常でした。これは今でも即座に口(心の底)からでてきます。
1つ、神(仏)と国とに誠を尽くし掟を守ります。
1つ、いつも他の人々を助けます。
1つ、体を強くし心を健やかに徳を養います。

私は株を持ちませんし、持ちたいと思ったこともありません。
お金は必要ですが、いつも頭の中は物づくりのことや研究のことでいっぱいです。
多くのことを同時に考える器用さに欠ける自分があります。
心技体を磨き徳を養う努力を継続することが一番大事なことだと思います。
ボーイスカウトの3つの誓いは生きる基本を言い尽くしていると思い感心しています。

投稿者 wada : 10:04 | コメント (76) | トラックバック

2006年06月14日

vol.78 起業家を目指した動機


人生は出会いです。強烈な人との出会いによって人生は変わります。
私はサラリーマンとしての研究生活を楽しんでいました。
起業家になるなど初めから考えていた訳ではありません。
動機となったものを時系列的に振り返ってみました。

・小学校5年の時、地元出身の先生から「君の爺さんはできる人だった。爺さんを超えるように」と励まされました。
・中学2年の時、伯母から「祖父が残念がっていたのはタオル工場を作れなかったことだった」と聞かされました。
・大学4年の時、卒論でお世話になった先生から「大学は事業のネタを探す手法を学ぶ場だ」と熱く聞いていました。
・企業人になって、直接の上司から「世界で初めての仕事を一緒にやろう」と率先して手本を示してくれていました。
・結婚し、廣島の義父から"創業体験、創業時の苦労話”を聞き刺激になっていました。
・”若い時は一流の人に鍛えてもらえ”と私が言い、長男、次男は関東に就職、家の後継が居なくなりました。
・”生涯現役で好きな仕事を続けたい”との想いあり、それには起業するしかないと思うようになりました。

このような環境にあって、どんな仕事を始めるかを考え続けます。
”新しい物”に熱くなる性格から「ヤーコンを食材にして新産業を創出しよう」と絵を描き始めます。その背景には
"子供達が野菜を食べず、家庭の食事が便秘と肥満を助長させている"との私自身の認識もあり、
”野菜と果物を十分食べることでガンは防げる”とのアメリカ国立ガン研究センターの考え方も追い風となって、
確信を持って事業に取り組んできました。しかし、思うほどにはヤーコンの認知度が上がらず、今も苦労の連続です。

投稿者 wada : 09:29 | コメント (33) | トラックバック

2006年06月12日

vol.77 不安を増長させる仏教


前回仏教のことに少し触れましたので、最近の私の想いを披露したいと思います。
妻は中学・高校・大学とミッション系の学校でお世話になってきました。
聖書は判りやすく親しみやすいが、仏教は難しすぎて理解に苦しむと言います。
私は小学時代、ボーイスカウトや日曜学校で鍛えられ、お釈迦さんの考え方に共鳴できます。
しかし、葬儀坊主と化した今日の仏教には大いに疑問を感じています。

先祖代々からの家の務めと思い総代を引き受けています。
引き受けた以上、自分の死後子孫に迷惑をかけないために妻の勧めで保険に入っています。
葬儀代、49日法要をはじめ、1周忌、3回忌、7回忌、13回忌法要までの
お寺へのお布施を含めた総合計を300万円と考えての保険です。
キリスト教ではこのような心配事はないようです。

宗教は本来、人間の心の悩み、不安に応えるものであったはずです。
なのに安心をもたらすどころか、お金の心配をさせ悩ませているのが現状でしょう。
お説教を聞いていますと、人の死を故意に怖れさせ弄んでいるようにも感じてしまいます。
忙しく毎日仕事に追われて逝った母や祖母の後を私も追っかけ、日曜日さえもありません。
仕事に夢を持ち続け楽しんで最後を迎えられれば、私はそれで十分です。

投稿者 wada : 18:49 | コメント (266) | トラックバック

2006年06月08日

vol.76 オリジナリティーを尊重しない日本


洋画家の和田義彦氏の盗作問題には驚きました。いや呆れました。
芸術の世界も物づくりの世界も独創性が求められます。
物づくりの世界に長く身を置きましたが、特許出願時に発明者を決めるのにいつも苦労をしました。
チームで仕事をしていますし、実験の積み重ねによって新しい発見が生まれるからです。
この点が理論物理と違うところですが、根っこには和をもって尊しとなす伝統的精神があるからでしょうか。

お寺の総代をしている関係でよくお説教を聞きます。
説教の中身は「ご開祖様の説法」の伝道であり、この場合の開祖は釈迦ではないのです。
仏教が導入されて以来、日本の開祖たちは釈迦の説かれた多数の教典中で最高の教えを求めました。
釈迦は
”輪廻転生の世界を創造。悪いことをすれば地獄へ落ちる。結果として人間に生まれ変わることができない”
と教えました。このような話はお説教の中には一度も出てきません。

仏教の世界でも分かる通り、創設者のオリジナリティーよりも、1,2の経典を修正した開祖様様です。
千年も2千年も時が流れての話ですから、問題にする方がおかしいかもしれません。
科学の世界はどんなに時を経ていても、オリジナリティーを大事にする世界だと思います。
しかし、食品や食品化学の場合はこの限りではないようです。
料理と同じらしく特許があること自体を不思議がられ、逆に私は驚いています。

投稿者 wada : 09:22 | コメント (13) | トラックバック

2006年06月06日

vol.75 ヤーコンジュースは野菜嫌いの子供のために存在価値を持つ?


昨日のNHKスペシャル”好きなものだけ食べたい。家庭の食卓は今便秘と肥満”を見ました。
孫と同居しているお陰で、野菜を食べない子供の話はしばしば耳にし、深刻な話と受けとめています。
会社のすぐ側に小学校と中学校があり、子供の体型も漠然とですが、いつも見ています。
肥満児が増えているのが気になり、小学生に学校で野菜作りをさせたら一挙両得だと思ったりします。
このような事も背景にあり、”子供のためにあり続ける企業でありたい”との話も社内で出ます。

ヤーコンは栄養成分の面からはオリゴ糖のかたまりで、成分が特化している点で個性的な野菜です。
しかし、風味、色調、味の面からは、甘味のある果物といった感じで、個性のない野菜と言えそうです。
効果効能の面からは、”便秘と肥満解消に最も優れた野菜”で間違いありません。
ヤーコンが特に子供達の腸を強くし運動能力を高めることも判っています。
これらの点から、NHKの番組で放送された子供達の野菜不足は、ヤーコンで解決できると思います。

ヤーコンジュースは単独では甘さが目立ち、毎日飲み続けることは難しいかもしれません。
しかし、多くの野菜を美味しく飲むための強力な影の主役としては最適です。
野菜不足の子供達に”美味しく飲む野菜ジュースを提案したい”と今企業として考えています。
このような私達の志はいづれ実現するでしょう。しかし美味しく飲む野菜ジュースを発売したとしても
究極的には母親の問題であり、母親が野菜好きにならなければ問題解決にならないでしょう。

投稿者 wada : 10:41 | コメント (34) | トラックバック

2006年06月02日

vol.74 食と農は生きることそのものであり化学実験と同じです


どこかのテレビ番組で料理は脳の老化を防ぐ最良の場であると報じていました。
献立を考え、買出しに行き、手先を使って調理し、毎日1日3食確実に仕上げます。
農業も家庭菜園も計画し、実行し、進捗状況を見て更に改善工夫します。
いずれも頭と体を同時に使い、時には新しい発見をすることもあります。
これらの作業は理科の実験と同じであり、私の専門分野である化学そのものです。

かつて私は東京で5年間単身生活を送りました。
毎日昼食を除き自炊し、常に冷凍庫にはおむすびがあり急場を乗り越えました。
市販の調味料が豊かで、素材の選択と調味料などの配合工夫は化学実験です。
野菜作りも手をかけ創意工夫をすれば、それなりの成果に結びつきます。
雨が降るたびに生長する植物を見るにつけ新しい感動を覚えます。

私は農業社会から工業社会への転換期を体験しました。
農業人口を減らし工業従事者を増やすことが国家の目標でもありました。
農業は後進国に任せ先進国はもっと付加価値の高い仕事をせよと教えられました。
このこと自体は間違っては居ませんでしたが、書物を通じた勉強だけで人は育つのでしょうか。
子供の頃から農業を手伝ったことが工業社会でも役に立ったと感じ前回書いた次第です。

投稿者 wada : 10:33 | コメント (497) | トラックバック


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