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2006年03月23日

vol.60 ヤーコンが取り持つご縁で広がる全国の仲間

本欄に度々コメントを頂戴している岐阜の三宅さんから、
「ヤーコンの詩」なる小冊子を送っていただきました。
三宅さんは以前、母上とともに弊社に来られ、ヤーコン談義をした仲です。
この度、7年間のご自身の栽培記録を、ヤーコンの立場になってまとめられたユーモアあふれる作品です。

考えてみればヤーコンにとって、アンデスから日本に来たことは迷惑なことだったと言えましょう。
環境、特に気候が全く違い、日本の夏の暑さも冬の寒さも初めての体験です。
三宅さんはこの当たりの事を、栽培体験の中から的確に掴んでおられます。
そんな中でも日本に適応しようと努めるヤーコンがあり、
一方で、植物は環境に適応する能力があるようだとの観察眼を働かせておられます。

川崎市に在住のビクターレコード歌手、根本美恵子さんとの出会いも偶然です。
平成9年11月、ニッポン放送のズームイン朝の番組で、私ども夫婦がヤーコンを紹介した事に始まります。
そして生まれたのがヤーコン応援歌「ヤーコンで今日は」でした。
歌詞を読むだけでヤーコンがどんなお芋か分かり、メロディーが童謡調で口ずさみ易く、元気の出る歌です。
これがご縁で長いお付き合いをさせていただいています。

書けば切りのないヤーコンを通しての出会い。
ただ、栽培農家の方々には随分迷惑をかけたなと心の痛む思いです。
それもヤーコンが日本に適合できずに苦しんでいた事と相関しています。
作れば殆どひび割れで消費者からは敬遠され、腐り易くてカビが生え加工業者を泣かせます。
昨年北海道の栽培者とお出会いし、やっと長期保存できる方法が見つかりました。
日本に馴染むヤーコン誕生と、腐らない強いヤーコンの登場です。出会いから得た貴重な経験です。
今年は色々な意味でヤーコン元年です。

投稿者 wada : 13:27 | コメント (28) | トラックバック

2006年03月07日

vol.59 「危険いっぱいの自然とは何ですか」との質問に答えて


前回、危険いっぱいの自然に学び、子供の頃から危険予知能力を身につけさせたらと書きましたら、
「危険いっぱいの自然とは」どんな体験をしたのですかと聞かれました。
「自然は美しく素晴らしい。四季のある日本は特に。だからこそ俳句や童謡が美しい」とのご意見です。
勿論私も同感です。一方で、危険も多く自然は奥が深く、学びの宝庫との認識です。

私は子供の頃から、川や海、野や山でよく遊びました。
時局がら戦争ごっこなどして崖から転び落ち、竹株や植物の棘が刺さり、痛い目にあいました。
網で川魚をすくい、また潮干狩りや魚釣りで岩場を駆け巡り、青海苔で足を滑らせ、度々怪我をしました。
海で波にのまれて溺れたことや、船で沖に出て急に風が強まり流されて、九死に一生を得たこともありました。

野山ではヤマモモや柿の木によく登り、枝が折れて危ない目にもあいました。
メジロやウサギや鶏を飼い、メジロはモズに、ウサギや鶏は獣に襲われて可哀そうなことをしました。
家に巣をかけたツバメや鶏の卵が蛇に飲み込まれる光景を幾度も見たものです。
戦後十数年の間、無用心のために犬を飼っていましたが、3匹とも車にはねられました。
今でも埋葬した場所に行くと、路上で無言になった悲しい姿を思い出してしまいます。

近所のおばさんがハミ(ハブ)にかまれて命を落とたと聞き、
河川の整備が進まなかった為か、洪水の度に水にのみ込まれて川に死者が出、
田畑の草焼き中に燃え広がり、火消しに努めた老夫婦が焼死することも近所で起こりました。
これらの私の体験は危険を予知する能力を身につける上で、とても役に立ったと考えています。

投稿者 wada : 14:41 | コメント (26) | トラックバック

2006年03月01日

vol.58 物づくりと危険予知

徒然なるままに物づくりに対する私の想いを書いていますが、ここ2週間ペンを持つことができませんでした。
その理由の一つに送金メール問題がありました。
前原代表までが自信を示していましたので、ひょっとすると本物だろうと思っていました。
今回の結末を見るまで書き手も無責任であってはならないとの思いから、ペンを握れなかったのです。
民主党に期待をしていた私ですが、これでは政権を取れる党ではないと実感しました。

日常の生活や仕事の場において、危険が潜んでいないかと常に考えるものです。
新素材開発に長い間携わってきましたが、その都度危険予知訓練を行い対策を取ってきました。
仕事に携わる人々の安全や素材を使う人々の安全を考え、危険を予知し危機管理をするのは当たり前の事です。
自然を相手に仕事をする場合は自然災害さえ想定しておく必要があります。

物づくりは人間が人間らしく生きる上での基本です。
食べないと生きてはいけません。お米や野菜作り、日々の料理は物づくりの世界です。
技術科学ばかりでなく、芸術、文化、スポーツ、サービスなども、ソフトや仕組みを含めて物づくりと言えるでしょう。
その意味でも危険予知能力を身につけることは、生きる知恵であり、生きる上での必須条件です。
子供の頃から危険いっぱいの自然の中で遊ぶことが大切です。
テレビゲームやパソコン、携帯電話で危険予知能力が身につくとはとても考えられません。

投稿者 wada : 13:44 | コメント (101) | トラックバック


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