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2005年09月15日
vol.33 物づくりの世界で最も遅れた日本の農業
本年度から北海道でヤーコンを栽培してもらっています。
これを全国の消費者に新鮮なフルーツヤーコンとして産地直送する計画です。
生育は順調のようで、9月下旬には現地を視察します。
北海道の生産者は、「日本の農業はヨーロッパに比べて大変遅れています。
だからこそ農業は面白くて遣り甲斐があります」と話します。
日本の農業は戦後60年、化学肥料と農薬に頼ってきました。
これにより土地が疲弊し、ミネラルを初めとする微量成分が枯渇しています。
そのような田や畑に種まきを続けています。
人間で言えば、いつも同じ弁当を食べ続けて生活習慣病にかかっているのと同じでしょう。
ヨーロッパの農業は60年も前に化学肥料から脱皮したと言います。
このことで農産物の収穫量は日本の2倍近くになるそうです。
農薬・肥料をチェックして、農産物の安全性を保障する認証制度は日本各地で始まっています。
しかし、肝心の農法自体は篤農家以外は変わっていません。
北海道の生産者は農産物の単位面積当たりの収穫量と品質を、ヨーロッパ並みに高める手段を提供してくれています。
すでに米や麦の収量を1,5倍から2倍に高め実証済みのようです。
又私も肥料によってヤーコンの栄養成分(品質)が変わることを掴んでいます。
化学肥料ではヤーコン中のオリゴ糖含有量は下がります。
このような農法を全国的に広めれば、農業収入も高まり、
心身のみならず農家の経済的健康も保証されましょう。
また、日本をヨーロッパ並みの農業に向上させようとする若者も増えるに違いありません。
投稿者 wada : 2005年09月15日 15:17
コメント
欧州の農業は、全然知らない小生です。 有機農法をやっているとは知りませんでした。
10年ほど前、地中海の天気が一番良い6月にイタリアへ旅行したとき、野菜果物のおいしさにビックリしました。
ローマのレストランでトマトサラダを注文したら、トマトの輪切りがどさっと出て、実にシンプル! 何か工夫して飾り付けがあったり、ドレッシングがかけてあったり、と想像していました。「まずそうだが、塩をふって食うか。うめえ!」。つい叫んでしまいました。
3日後に、ある地方都市の広場で露天がいくつか出ていました。トマトをお婆さんが売っていました。ローマでの味が忘れられず、形が不揃いで格好の悪いトマトですが数個買い求めました。その夜、夕食の後、ホテルの部屋で、「塩がないが食うか。」「うめえ!うめえ!」ローマより一段とうまかったです。
フィレンツェのホテルの朝食バイキング。ビワがある。一つ食ってみるか。「うめえ!」早速席を立ち、残りのビワを全部ゲット! 女房と二人でパクパク食べました。
なぜ、こんなに野菜果物がおいしいのだろう。地中海にさんさんと降る太陽光線のお陰か。と、漠然と思っていました。
おいしさの理由は、有機肥料にあったのですね。うちの畑も多少有機肥料を入れていますが、来年から、本格的に有機栽培しなくてはと考えています。 いい話をお聞かせ頂き感謝します。
確かに有機肥料は素晴らしい野菜を作ってくれます。毎年、どれだけかの有機肥料を鋤き込んで土づくりを行っていますが、色の濃い、ずんぐりむっくりの野菜が出来ます。おいしい野菜が出来ます。となりの畑の方も最近まねして有機肥料を入れるようになりました。
ヒトの体の必要な元素は最低54種類と言われています。
これをバランスよく摂るには、完全有機栽培した野菜を十分食べることです。ミネラル不足が問題となっている今日の食生活ですが、これにより、完全に問題が解消されます。
なお、完全有機栽培した野菜は、栄養価が非常に高くなります。ヒトが体内で合成することができないビタミンCが一桁高くなります。 三重県の「合歓の郷」で収穫された有機野菜は、分析すると、一般野菜に比べて、大根15倍、レタス17倍、サヤえんどう8倍、キャベツ10倍、カリフラワー13倍、トマトにいたっては34倍のビタミンCが含有しています。凄い恵みが得られるのです。逆に、連作が進んだ今日の畑はいかに痩せているかということになります。
有機栽培には、問題点がいくつもありそうです。
有機肥料は、膨大な嵩があり、広い保管場所がいります。
重い袋をいくつも畑へ運んでばらまく手間がいります。
化学肥料に比べて、何十倍も肥料代がかかります。
通常の流通ルートでは、そこまでの価値が認められず、採算が合いません。
野菜臭さが出て、一般消費者の抵抗があります。これが本当のおいしさなのですが、化学肥料だけの促成栽培ものしか食べたことのない人には「臭くて食べられないわ。」となってしまいます。特に子供には。
本当の農業は、完全有機栽培なのですが、壁は分厚いのが現状のようです。
流通ルートを別に作る必要がありますが、農林省・農協の官僚体質がネックになっています。改革が出来ない、いや、改革をしない体質ですから。
なお、ほんとうにおいしい、最高の野菜を作るにはどうしたら良いか。
江戸時代の江戸近郊農業に戻ることです。人間の屎尿を全て畑に還元することです。 小生も小さい頃、リヤカーいっぱいに肥桶を乗せ、岐阜市内へ親父と出かけ、「肥」を貰ってきたものです。 今、87歳のおふくろが、「あのころの野菜が一番うまかった。」と懐かしんでいます。
今日、我が家も下水道へ屎尿を放流。これだけは、残念ながら、後戻りできませんですね。
投稿者 三宅和豊 : 2005年09月16日 14:44

