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2005年08月19日

vol.29 本物志向の物づくり

今、物は豊かで、商品は市場にあふれています。
若い人は、子供に貧しい思いをさせまいと、教育を含めて精一杯頑張っています。

戦後60年の歩みの中では、
昭和30年半ばから、昭和48年の石油ショックまでが最も幸せを体感できたのではないでしょうか。

「夢のもてる仕事がしたい」「自分の家を持ち家族揃ってささやかな幸せが欲しい」
と思えた頃です。
「より便利なもの」「皆が欲しいと望むもの」を作ろうと考える事自体が楽しかったものです。

いつの世にも産業振興を図り、収入の場と、楽しいやりがいのある仕事を作り出すことが
社会の活性化につながります。

私も今、本物を求めた物作りに取り組んでいますが、
本物作りは苦労の多い、時間のかかる仕事だとつくづく感じます。
加工食品は勿論のこと、先ずは原料作りに骨が折れます。

先日も、ヤーコン畑を取材するために東京から大勢お見えになりました。
1ヘクタール、ヤーコン畑の続く風景を写真に収めながら、柔らかく大きいヤーコン葉を手に感激されておりました。

畑の土が干しあがる真夏に、
土がやわらかで、革靴が埋まりこむほどでした。
有機質のものを畑にたっぷり戻すと、ミミズが繁殖し、微生物もすみつき、
化学肥料を施すのと違って、土が固くならないのです。

これは芋の生長にとって重要なことです。

ヤーコン葉のところどころが虫に喰われていますが、これ以上、虫に喰われないように、自ら守る成分をヤーコンは持っているのです。だからこそ、無農薬で栽培できるのです。

液体クロマトグラフによる私たちの測定結果では、
無機質の化学肥料では、オリゴ糖の含有率が40〜50%と低く、
有機肥料では80〜90%と高品質のものが収穫できています。

本物作りの一端を紹介しました。

投稿者 wada : 2005年08月19日 11:58

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