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2005年07月29日
vol.25 「このままではヤーコン生産地が壊滅する」の一言に共感
平成17年5月のある日。
農水省の旧四国農試(現在は独立法人となり名称変更)で、
長年に亘り、ヤーコンの品種改良に取り込まれた中西建夫先生に電話をした時のことです。
いろいろ話をした中に
「このままではヤーコン生産地が壊滅する」
といわれた一言を今も忘れることができません。
丁度その頃、「アンデスの雪」という新種(先生たちが作り出された最後の品種)
を売り出すために、一万本のポット苗を用意して、
農水省の販売許可を待っていました。
許可は下りたのですが、既に6月に入る直前で、栽培時期を失い、
すべての努力が無になってしまいました。
このような状況の中で、以前からお世話になっていた中西先生に相談の電話をしたのです。
先生は退職されており、その後の事情が分からない様子。
「アンデスヤーコンが広がる事は喜ばしいのに」
と首をかしげておられました。
「全く同感です。私も多くの農家の方を苦しめてきました。
在来種はヒビ割れがひどく、日本の気候に順応できない本質的な問題を内包しています。
農家の工夫だけでは解決しません。それゆえに、アンデスの雪に期待していたのです。」
と申し上げました。
平成8年から今日まで80軒を超える農家の方に栽培してもらい、
その都度、栽培のコツを逆に教わりました。
休耕田を利用したいという農家が多かったのも失敗の原因ではありましたが、
夏の暑さに弱く、高寒冷地以外での栽培には適さない品種であったようです。
ヤーコン生産地が壊滅しないように、品種改良を続けられた先生方に頭が下がる思いです。
投稿者 wada : 2005年07月29日 11:40

