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2005年07月22日

vol.23 ある人の一言で波瀾の人生を決意する

私が就職活動を始めたのは、昭和35年の春、つまり4年生になる直前の春休みでした。

地元の化学会社2社に的を絞り、会社訪問をしました。
実は、大学を受験する時から、就職先まで心に決めていたのです。

受付で、訪問の目的を告げましたら、人事部の主任が丁寧に話を聞いてくれました。

そして
「うちは帝大しか採用しません。別の会社を探した方が良いでしょう」
と言われました。

「採用方針が変りましたら連絡してください」
と私は一言残して帰りました。

1〜2ヶ月して
「夏期講習に参加してください」

と手紙が下宿に届きました。

結局、夏期講習に参加してこの会社に入ることができたのです。


昭和35年という年は
日本が高度経済成長の第一歩を踏み出した年でした。

私たちの1年後輩から、工学部の定員は倍増となり、
その後も学生増は続きました。
つまり、36年卒は産業界から引っ張りだこの、学生にとってはこの上ない幸運の年だったのです。


ところで、人事部主任のあの一言が私の人生の方向を決定付けたと思っています。

帝大出しか採用しないということは
「それ以外の人が入社しても、先輩はおらず、引き上げてくれる人もいないので賢くなれない」
と示唆してくれたのでしょう。

「実力を身に付けよう。そして自ら課題を見出そう」

と決意しました。

これが波乱万丈の人生を選択する出発点であったと思います。

波乱万丈に対峠する考え方は、安定・安全志向でしょう。
(いわゆるエリートコースを歩むことで)、企業にあっては会社を支える事業に係り、
その中で学び、改善・改革をする道の選択です。

そのような流れに乗れば、私自身、事業を始めることもなかったと思います。

投稿者 wada : 2005年07月22日 12:11

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