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2005年06月20日
vol.9 黄色いヤーコンジュースの発明の端緒
ヤーコンの黄色いジュースは、
ヤーコンをすりつぶし、ビタミンCまたはそれを含むレモンなどの果汁を加えると
簡単に作れます。
今日では、多くの人がこのことを知っています。
家庭で作って食す場合は、この程度の知識で十分です。
しかし、商品として流通させるには、これでは不十分です。
ヤーコンは根菜ゆえに、種々の土壌菌がいます。
特に、耐熱性の土壌菌を除くことは必須です。
ヤーコンをすりつぶすと、徐々に緑色が現れます。
さらに、そのままでおくと茶色になり黒色になります。
緑色が強く現れたときに、レモンなどビタミンCを含む果汁を加えますと
瞬時に黄色に変ります。
実は私も商品化は簡単にできそうだ!殺菌の問題さえ解決すればよい
と当初は考えていました。
黄色いジュースをガラスコップに注ぎ、仲間と話し込んでいました。
しかし、飲み終わってガラス壁に付いたツブツブの繊維が真っ黒になっていることに気付きました。
どうして黒くなったのか。
どうすれば黒くならないで黄色いジュースとして存在するのか。
解決を迫られました。
丹念に調べた結果、
緑と思っていた色素は、黄色から青色まで異なる物質が複数含まれていること、
青色色素は予め70〜80℃に加熱すれば現れないこと、
緑の色素は100℃でも安定であること
などが分かりました。
そして青色の色素を除去すれば、
ビタミンCを添加して得られる黄色いジュースは安定で、
先刻の黒くなる現象は起こらないことが判りました。
小さな変化を見逃さなかったことが
新しい発見に結びついたのです。
投稿者 wada : 2005年06月20日 11:45

